FT8中心の運用となり、1ヵ月振りにマイクを握りました。
使用リグはアンテナからのRF入力信号をデジタル変換する方式で、アナログ機と違い復調音を聴きながらの正確なゼロイン点が分かり難いように思いました。
「SSB交信の基本操作」
SSB交信は、AM、FM等とは異なり、正確なゼロイン操作が必要となります。
リグの周波数表示は目安であり、復調音を聴きながらダイアルをゆっくり回しゼロインします。SSBは「耳で合わせる」が基本になります。
正確にゼロインせず応答(送信)すると、相手側にはズレた復調音で聴こえる事になります。
何処が本当のゼロ点なのか、SSBの受信音を聴きながらセットする操作は、ある程度慣れが必要かも知れません。
「周波数表示は目安」について。
144MHz帯でSSBが出せるリグにはFT-991A、IC-705、IC-9700等があります。(一部)
これらのリグの周波数安定度を見ると「±0.5ppm」となっています。
これを周波数Hzに変換し、各周波数帯での変動を見て見ます。
7MHz:3Hz
21MHz:10.5Hz
50MHz:25Hz
145MHz:72.5Hz
このように周波数が上がると変動も大きくなります。
SSBの場合、10Hzずれると復調音の違いに気づきます。
HF帯では何とかリグの周波数表示は当てに出来ますが、145MHz帯では誤差が大きくなり、手でダイアルを回し同調させる必要があります。
1対1の交信では、ズレをRITなどで補正して交信もできますが、今回の様にGJG局(1局)が数局を相手にする場合、数局側が正確な周波数合せを行う事でGJG局はスムースな運用が出来る事になります。(局ごとの補正操作の必要がなくなる)
時の広場ホームページ:ロールコール&ONAIRミーティング:144MHzSSBゼロイン参照
https://sites.google.com/view/tokinohiroba/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB